8月15日発行の「多摩のあゆみ」(たましん地域文化財団発行)で大久保長安が特集されました。
特集名は「大久保長安没後四〇〇年」です。執筆者と論稿名は以下の通り。
●「大久保石見守長安の研究について」村上 直
●「多摩地域における代官頭大久保長安の事績と記憶」馬場憲一
●「大久保長安死去前後の状況」和泉清司
●「奈良における大久保長安の活動」大宮守友
●「大久保長安が想い描いた理想の国」常澤敏彦
長安の活躍が非常にコンパクトにまとめられています。
手に入れたい方はお早目にお近くの「たましん」へどうぞ。
2013年8月19日月曜日
2013年8月5日月曜日
9月7日「大久保長安・八王子の治水とまちづくり」開催!
ミツカン水の文化センター 第14回里川文化塾
「大久保長安・八王子の治水とまちづくり」
9月7日(土)開催決定!
ミツカン水の文化センターでは、「使いながら守る水循環」を学ぶワークショップ「里川文化塾」を行なっています。第14回は、大久保長安が築いた宿場町〈八王子〉の成り立ちと風土を検証します。大久保長安が八王子で行なった治水と利水とまちづくりを例に取り、地域の宝を掘り起こし、どう生かしていくかについて一緒に考えていきましょう。
大久保長安(1545〜1613年)をご存知ですか? 武田信玄に仕えた猿楽師を父に持つ長安は、家臣として取り立てられ黒川金山などの鉱山開発や税務などに従事。武田家滅亡後は徳川家康に仕え、家康の関東入府に伴い関東代官頭の一人として家康直轄領の整備を行ないました。全国の金銀山の統轄や、関東における交通網の整備、一里塚の建設、里程標の間尺を整えるなど、江戸幕府の基盤整備に大きな働きをなした人物です。
武蔵国の治安維持と国境警備の重要さを認識していた長安は、旧武田家臣団を中心とした八王子五百人同心(のちに八王子千人同心)を創設。家康から与えられた武蔵国八王子の所領を浅川の氾濫を防ぐことで八王子宿(現・東京都八王子市)として興し、陣屋を置いて宿場町の建設を進めました。西からの攻めに備える要衝としての八王子のまちづくりを、治水術を巧みに使って実現したのです。
しかし、金を不正蓄財していたという嫌疑が死後になってかけられて、掘り起こされた遺体を斬首、駿府城下の安倍川の川原で晒し首にされました。こうした不幸な最期によって大久保長安は歴史から姿を消し、八王子でも忘れられた存在になっていましたが、最近では地元でも再評価の気運が高まり、没後400年の記念の年である今年はシンポジウムも行なわれています。大久保長安再評価への経過を〈大久保長安の会〉のみなさんたちにお話しいただき、各自のフィールドのヒントにできたらと思います。
◎第14回里川文化塾
大久保長安・八王子の治水とまちづくり
◇日時:2013年9月7日(土) 荒天時は順延:9月14日(土)
◇会場:[フィールドワーク]集合 9:30 JR西八王子
[ワークショップ]13:00 八王子市芸術文化会館〈いちょうホール〉
(雨天順延時には八王子商工会議所)
[解散]16:00ごろ (JR八王子駅まで徒歩10分程度)
◇主催:ミツカン水の文化センター
◇共催:大久保長安の会
◇参加者:30名程度
※応募者多数の場合は抽選とさせていただきます
※参加決定者には8月下旬に事務局よりご連絡差し上げます
◇参加費:無料
◎プログラム
※小雨決行(荒天時は9月14日(土)に順延します)
09:30 JR西八王子駅改札口に集合
09:40 フィールドワークの簡単な説明
10:10 宗格院・石見土手
水無瀬橋
浅川合流点
萩原橋傍河川敷の湧水、ワンド
浅川橋付近の石見土手(水天宮)
極楽寺
大久保塚
12:00 〈いちょうホール〉(雨天順延時には八王子商工会議所)付近で各自昼食
13:00 発題1「八王子ってどんな町?」(吉田美江さん)
13:20 発題2「大久保長安ってどんな人?」(福島忠治さん)
13:40 発題3「大久保長安の治水思想」(鈴木泰さん)
14:00 休憩(質問用紙回収)
14:15 パネルディスカッション 諏訪さんから最近の浅川のお話
質問への回答を絡めながら、地域の宝を掘り起こし、どう生かしていくかについて意見交換
※それぞれの時刻はおおよその予定です
※プログラムは、天候等の事情により予告なく変更する場合がございます
◎当日の持ち物および注意事項
【服装】
帽子、歩きやすい靴。
暑いことが予想されますので、着替えをお持ちになるとよいでしょう。
【携行品】
飲みもの
【注意事項】
※熱中症にご注意ください
※荒天の場合は9月14日(土)に順延します
※順延の場合は9月5日(木)中にご連絡します
※フィールドワークの途中のトイレは、八王子市役所にあります
※お預かりした個人情報は、本イベントの目的のみに使用させていただきます
◎募集締切
2013年8月23日(金)
◎お申し込み方法(下記よりどうぞ)
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