2013年2月23日土曜日

伊豆市瓜生野の大仁金山跡へ。

伊豆市瓜生野に残る大仁鉱山跡。
ここを最初に開発したのは大久保長安です。
すでに廃坑となって久しいですが、この地には長安の事蹟がいくつか残っています。

まずは、鉱山の麓にある昌徳院入口の「大久保長安の側室碑」。
長安の死後に建てられたもののようで、長安の大切にしていた女性が祀られていると思われます。



次は、大仁金山跡を紹介。
長安が開発してのちは一旦閉山しますが、
昭和初期に帝國産金工業株式会社が再開発に着手。
その名残で、山肌にコンクリートのピラミッドがそびえるような異様な光景を現在に留めています。


この写真の左手の山道を行くと、廃墟と化した山神社がひっそりと佇んでいます。
鉱山の安全な開鑿を祈願したものでしょう。
その近くに、植生に覆われ、藪の中に没した碑があります。
それが「大久保石見守長安公の碑」。
カビによる斑点が目立ちますが、彫りが深いため、文字ははっきり読めます。
昭和9年12月、石川博資氏という方が建てたと裏面にあります。



さらに山神社には、武者小路実篤の文選・揮毫になる大仁金山顕彰碑が建てられており、
そこにはちゃんと、大久保長安が慶長年間に発見したものと記されていました。

大仁鉱山は修善寺温泉のすぐそばです。
温泉ツアーを兼ねて長安の遺勲に触れてみてはいかがでしょうか?

2013年2月20日水曜日

佐渡訪問。


2月6日と7日に、「大久保長安400年記念シンポジウム」のパネラーの推薦をいただくため、長安の会のメンバーが佐渡に行きました。
「佐渡を世界遺産にする会」(有志の集まり)の代表に大歓迎で迎えられ、濱野様に来ていただけることになりました。


中央が濱野さん


八王子では大久保長安の研究が進んでいることをお知らせして、今後も協力をしあって活動できるようにお話ができました。
佐渡でも長安を見直す動きが始まってきたそうです。
長安のお墓(逆修塔)に八王子での400年記念祭開催を報告して、日本中の人たちに、長安公の業績を正しく広めていくために頑張ると約束をしました。


佐渡の大安寺にある長安のお墓(逆修塔)


代官屋敷、長安が作った町並み、金山の坑道などを見学してきました。時期をみて八王子から「佐渡の長安を見るツアー」を組みたいと考えています。












2013年2月17日日曜日

曽根先生講演会第3回開催。


今日は曽根先生による講演会でした。
2月17日(日)14時から講演「家康の美濃・大和支配と大久保長安」(講師・曽根勇二)が開催されました。3回連続講座の3回目。
会場は150名近い参加者でぎっしり。



そしていよいよ次回は「大久保長安400年記念祭」です。席はたったの170席。早めにお申し込みを!